バイク選びはクルマより難しい?
買い物をするときに何を選ぶのもその人の勝手、と言ってしまえば身もふたもありません。
少なくとも今このページを見ていらっしゃる方は、「ママチャリじゃつまんない」「せっかくなら<スポーツバイク>で楽しもう」「かっこよく走ってみたいな」という気持ちがあるとお考えのことと思います。
どんな自転車を購入するのがいいのか?
どれくらいの予算でどの程度の価値と満足考えられるのか?
初めての人にとって<スポーツバイク>の相場や勝手は本当に分かりにくいものです。よっぽど自動車の方が、高い安いの違いをみなさんに認知されているのではないでしょうか。
当店では、みなさんが無知のまま低予算で後悔するような買い物をしないよう、上辺だけの情報だけでは見えないモノ選びの眼をしっかりと持っていただくことをお勧めしています。
ちょっとうざいかもしれませんが、きっと知っておいた方がいい業界裏事情も含めてご案内しています。確かで、かしこ賢い選択とセンスの良いサイクルライフをお望みなら当店にご相談ください。

安くて良いものはない
とくに自転車に興味のない方が描く自転車1台の値段っていくらでしょうか?
たいていの人は1〜2万円、高くても3万円くらいにしか考えていないというのが現状です。
そんな方に思い出してほしいのですが、みなさんが少年少女時代に買ってもらったり、憧れていた自転車っていくらでした?少なくとも5、6万円はしたんじゃないでしょうか?
ではなぜ、何十年経って物価も相当上がっているのに半分以下の金額で済んでしまうんでしょうか?
答えは簡単です。業界全体が価格訴求に走り、顧客ニーズの名目のもと品質の粗悪化を進めてきたからです。より安く、大量に販売する。たとえそれが、蹴飛ばせば簡単にフレームが曲がるような粗悪品でも「良いものをより安く!」とうたう。嘘をつくのがビジネスの勝者なんでしょうか?
消費者の無知に乗じてビジネスを拡大して来たこと、またその波を止められなかったことは業界の末端に働くものとして私どもも恥じなくてはなりません。
また一方で消費者にも責任はあると考えます。たとえ自転車のことをよく知らなくてもです。少し考えれば、またほんの少しの想像力があれば誰にでも分かることだと思います。
自転車は、自動車と並んで走る<軽車両>です。極端な低価格で強度や安全性が不十分なことが想像できないというのは明らかです。自転車先進国、欧州のドイツなどは自転車購入単価の平均単価は7万円以上と聞きました。モノを大事に長く使う文化は決して安いだけではモノを選ばないということの裏返しです。
この二十年くらいの間に価格破壊でいろんな商品やサービスは、信じられないような値段になりました。野菜なら安くてもうまいということはありますが、工業製品に安くても品質・性能が良いというのは有り得ません。
自転車はフレームの他にいくつの部品が組付けられて出来上がっているか数えてみてください。そしてそれらに携わる部品製造会社、組み立て業務、輸送業務、代理店、販売店での組み立て作業...とどれだけの数の人間が携わっているのか想像してください。モノは衣料ではなく、機械製品の自転車です。しかも購入後も調整や交換など整備が必要です。安くていいんでしょうか?
自転車とひとくちにいっても、使い捨てされる〝雑貨〟レベルのものと整備するに足る〝自転車〟に分かれるというのが現状です。当店では〝雑貨〟レベルのものは扱いませんし、またその修理も整備保証を負いかねるため辞退させていただいています。

自転車の通信販売のワナ
商品の選定が確定できて、購入後の対応も問題ないものなら、地方に住む者にとって通信販売はとても便利です。私個人も、欲しがるものがいちいちマイナーなので書籍も地元では探すだけ無駄ですし、CD、DVDの購入によく利用します(最近では日本で手に入らないものは韓国やフランスから取り寄せています)。AV機器やアクセサリーも、設置やアウターサービスの条件が同じならば、また地元販売店でのアドバイスやケアが期待できない場合は、より安い購入方法を選びます。私は低所得者ですから、同じものを買うなら安くが当然です。
しかし、購入するのが自転車の場合は話は別です。一緒にしてはいけません。
自転車というものは購入後、必ず調整や修理が発生します。当店は購入後、一年間再点検と再調整は無償サービスで販売しています。なぜならそれが<販売責任>だからです。
たとえばソニー製品を通販で買ってもメーカー保証で地元地区のサービス窓口に持ち込むか出張修理を依頼できます。問題ないです。最近は通販でも延長保証できますしね。
でも自転車の場合、そうはいきません。そのお店お店で扱っているメーカーが違いますし、サービスの体制や質、料金もそれぞれ違います。
扱っていないメーカー車の修理では、専用補修部品が入手できない場合もあります。
在庫を処分するのに通販で投げ売りするのは簡単でしょう。当店も常に滞留在庫で悩んでいますから、売っちゃえばいいや的な商売ができるならどれほど楽でしょうか。でも出来ません。
北海道の片田舎では、折角の1台も首都圏のように然るべき層に「わかっていただける」確率も低く、また人口も少ないのでサイズが違えば売るチャンスも少ないので、ホントつらいところです。
自転車とひとくちにいっても、使い捨てされる〝雑貨〟レベルのものと整備するに足る〝自転車〟に分かれるというのが現状です。当店では〝雑貨〟レベルのものは扱いませんし、またその修理も整備保証を負いかねるため辞退させていただいています。

