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2020 2月

前輪の外し方&付け方③ 油圧ディスクブレーキ(2)

 トレック2020  FX1~3 Discで採用されているスルースキュー(ThruSkew)仕様の前輪脱着のHowToを動画にしてみました。

 スルースキューとは、従来のクイックレリーズ(5mmQR)を応用したスルーアクスルです。

 前回の12mmスルーアクスルの軸が細いバージョンとお考えください。

 

 修理のため来店しようと自転車をクルマに積む際など、前輪を外す場合は注意が必要です。

 動画にもありますが… 外したら即、ブレーキキャリパー(本体)に専用スペーサーを嵌めること。

 外したままでスペーサーを挟まずに放置していたり、ブレーキレバーを握ってしまうと、ブレーキパッドが出過ぎて戻りが悪くなってしまいます。

   また、機能的なはずのスルーアスキューですが、軸が細いため固定した時にパッドとローターの位置関係がズレてしまい、再調整が必要なことがあります。

  修理のためご来店される場合には、できれば車輪を外さずそのまま車載することをお勧めします。

 

<補足>

通常クイックレリーズ(画像下)では左右に入っているツル巻きバネは、細い方を内向きにして使います。ですが、スルーアスキュー(画像上)ではツル巻きバネが右側一個のみで、バネの向きは太い方を内側にすることをお勧めしています(バネの破損を防ぐため=当店判断)。

上:スルーアスキュー  下:従来のクイックレリーズ(5mmQR)

 

前輪の外し方&付け方② 油圧ディスクブレーキ(1)

 今回は油圧ディスクブレーキ、12mmスルーアクスル仕様のクロスバイク(トレック2018/19 FX3 Disc)を例に、前輪脱着のHowTo動画を作って見ました。

 見ると簡単ですが、やって見ると….?

 修理のため来店しようと自転車をクルマに積む際など、前輪を外す場合は注意が必要です。

 外したら即、ブレーキキャリパー(本体)に専用スペーサーを嵌めること。

 外したままでスペーサーを挟まずに放置していたり、ブレーキレバーを握ってしまうと、ブレーキパッドが出過ぎて戻りが悪くなってしまいます。

  修理のためご来店される場合には、できれば車輪を外さずそのまま車載することをお勧めします。

 

<補足1>
動画内でもふれていますが、前輪をつける際に、前フォークを慎重に前輪のハブに乗せてください。フォーク側とハブの穴が揃っているか確認してください(下記画像参照)。

<補足2>

 正しく取り付けたのに、車輪を回すとローターとパッドが擦れ、微妙にズレてしまっている…

 スルーアクスルはこの点に強いはずですが、残念ながらためにズレてしまうことがあります。
 レバーの締め加減とフォークエンドのたわみ具合によると思われますが、再度やり直すか、それでもダメならブレーキキャリパーの位置を再調整する必要があります。

前輪の外し方&付け方① クイックレリーズ(QR)

当店では、完成車をご購入頂いた方に、納車説明を受けてていただいています。

フロアポンプでの空気の入れ方、前輪の脱着、変速操作など注意事項を含めて、およそ30分。

今回はクイックレリーズ(QR)仕様のクロスバイク(トレック2019FX3)を例に、動画を作って見ました。

「習ったけど、どうだったっかな?」という方、見直していただけると幸いです。

 

なるべくシンプルな内容を心がけていたのですが、

あのケースはどう?ここがわからない人もいるのでは?

と、ついつい長くなってしまいました。

間違ったやり方をしている方をよく見ますので、いま一度ご確認ください。