トレック2020 FX1~3 Discで採用されているスルースキュー(ThruSkew)仕様の前輪脱着のHowToを動画にしてみました。
スルースキューとは、従来のクイックレリーズ(5mmQR)を応用したスルーアクスルです。
前回の12mmスルーアクスルの軸が細いバージョンとお考えください。
修理のため来店しようと自転車をクルマに積む際など、前輪を外す場合は注意が必要です。
動画にもありますが… 外したら即、ブレーキキャリパー(本体)に専用スペーサーを嵌めること。
外したままでスペーサーを挟まずに放置していたり、ブレーキレバーを握ってしまうと、ブレーキパッドが出過ぎて戻りが悪くなってしまいます。
また、機能的なはずのスルーアスキューですが、軸が細いため固定した時にパッドとローターの位置関係がズレてしまい、再調整が必要なことがあります。
修理のためご来店される場合には、できれば車輪を外さずそのまま車載することをお勧めします。
<補足>
通常クイックレリーズ(画像下)では左右に入っているツル巻きバネは、細い方を内向きにして使います。ですが、スルーアスキュー(画像上)ではツル巻きバネが右側一個のみで、バネの向きは太い方を内側にすることをお勧めしています(バネの破損を防ぐため=当店判断)。

上:スルーアスキュー 下:従来のクイックレリーズ(5mmQR)
今回は油圧ディスクブレーキ、12mmスルーアクスル仕様のクロスバイク(トレック2018/19 FX3 Disc)を例に、前輪脱着のHowTo動画を作って見ました。
見ると簡単ですが、やって見ると….?
修理のため来店しようと自転車をクルマに積む際など、前輪を外す場合は注意が必要です。
外したら即、ブレーキキャリパー(本体)に専用スペーサーを嵌めること。
外したままでスペーサーを挟まずに放置していたり、ブレーキレバーを握ってしまうと、ブレーキパッドが出過ぎて戻りが悪くなってしまいます。
修理のためご来店される場合には、できれば車輪を外さずそのまま車載することをお勧めします。
。
<補足1>
動画内でもふれていますが、前輪をつける際に、前フォークを慎重に前輪のハブに乗せてください。フォーク側とハブの穴が揃っているか確認してください(下記画像参照)。

<補足2>
正しく取り付けたのに、車輪を回すとローターとパッドが擦れ、微妙にズレてしまっている…
スルーアクスルはこの点に強いはずですが、残念ながらためにズレてしまうことがあります。
レバーの締め加減とフォークエンドのたわみ具合によると思われますが、再度やり直すか、それでもダメならブレーキキャリパーの位置を再調整する必要があります。
当店では、完成車をご購入頂いた方に、納車説明を受けてていただいています。
フロアポンプでの空気の入れ方、前輪の脱着、変速操作など注意事項を含めて、およそ30分。
今回はクイックレリーズ(QR)仕様のクロスバイク(トレック2019FX3)を例に、動画を作って見ました。
「習ったけど、どうだったっかな?」という方、見直していただけると幸いです。
なるべくシンプルな内容を心がけていたのですが、
あのケースはどう?ここがわからない人もいるのでは?
と、ついつい長くなってしまいました。
間違ったやり方をしている方をよく見ますので、いま一度ご確認ください。