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2021 1月

6ヶ月納期も珍しくない!? 生産遅延の現状

 
 

 新年明けましておめでとうございます。

昨年は、皆さんにとって想像もしなかった1年ではなかったでしょうか?

もちろん私どもにとっても…

「地球温暖化による水位上昇から、きっと見たこともない新型ウイルスが出てきますよ~」なんてお客様と話していたのは20年ほど前!

 まさか本当になるとは…他人事みたいに、まったく油断していました。猛省。

 しかし、ウイルスによって私たちの暮らしがここまでいろんな形で影響を受けることも、まったく想像できていませんでした。

 そしてコロナ禍により今まで普通にできたことが出来ない日々がいまだに続いています。
 

 

 新しい生活様式…なんだか素敵に聞こえますが、要は感染対策をしながらどのように暮らしていくべきかという話。

 満員電車を避けて、環境にも良い自転車通勤にしよう!とか、人混みを避けて安心してできる運動は?…自転車!!

 すでにご存知の方も少なくないかと思いますが、自転車業界では空前の納期遅延が起きています。

 昨年初頭からの新型コロナウイルス感染拡大により、当初は生産停止や生産能力の縮小によって供給量は減っていました。
 再開後はソーシャルディスタンスなど感染対策を取りながらですので、生産量は一説により30%減というメーカーもあるそうです。

 そして昨年の春頃から、<新しい生活様式>の影響が現れてきたのです。

 人々の 新しい移動手段や余暇の楽しみ方が広がり、スポーツ自転車への需要が世界的に高まってきました。自転車パーツ供給の大御所シマノさんは自転車もそうですが、釣り具も需要急増で大変でしょう。

 大手メーカーもそうでないところも、価格帯が手頃な商品だけでなく高額な商品も、バイクメーカーだけでなく周辺パーツメーカーまで。どこも例年の倍以上の受注を抱え、工場の生産能力を大幅に超える状況が現在も続いています。

 これより、既にご予約頂いた商品において予定通りにお届けできる商品がある一方で、さらに遅れが出ているものもあり、一部は6ヶ月を超える大幅な出荷遅れとなっているものもあります。

 これから新たにご注文をいただく商品の納期となると、よくある6ヶ月納期、中には2022年6月なんて予定のもあります。

 私自身もメーカーの業務サイトの画面を見ながら、その納期予定を見てびっくりしました。

 6月って…え?2022年!!!

 当店としてもメーカーに対して既に数百台のバックオーダーを入れてはいますが、どのモデルの、どのカラー、どのサイズが、いつ入手できるかは、お客様の欲しいタイミングでご用意できる確率はかなり難しいかもしれません。

 当店で言えば、今までのようにトレックジャパンの国内在庫から手配して納期10日いただくなんてパターンは、もう現状ではほとんど無理になってしまいました。

 例年、春は自転車購入のピークです。北海道は、冬が閑散期のため、皆さんが始動するタイミングでとくに集中します。
 新学期、新スタートに合わせて自転車をお求めになる方が多いのは、今春も変わらないでしょう。

 そして、商品の納期遅れから、お客様に大変ご迷惑をおかけすることはまず避けられないようです。

 できることなら、1日も早くご相談ください。春の前にぜひご決断ください、そして待ってください。

 勝手なことばかり言って、大変恐縮です。けれど本当の話です。

ヴェロテン

                         写真にとくに意味はありません。